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「そうだ!お前らには伊賀忍者の里に行ってもらう!!!」
「伊賀忍者だと!?なんでだ花菱!?」
「それはだな……」
「それはなんだ!?」
しばしの沈黙。
「母ちゃん説明よろしく!!!」
ズズーッ
ズッコける一同。
「では私から説明するわね。昨日の放火現場を見てわかったのが、おそらく犯人は1人だということ。そして昼間の大胆な犯行にも関わらず目撃者が1人もいないことから、犯人は忍術の心得がある者、つまり忍者の末裔である可能性が高い。それに火影について知っているという点からもね。」
陽炎の話に真剣に耳を傾ける一同。
「でもなんで伊賀忍者だってわかったの?」
風子が陽炎に尋ねる。
「確証ないわ。ただ、伊賀忍者は単独行動を得意としていたの。もし犯行途中で誰かに見つかっても、証拠を残さず姿を消すことは造作もないはず。そうなると伊賀忍者の可能性が一番高いのよ。」
「なるほどね。でも伊賀の里に行っても誰が犯人かなんてわからないんじゃない?」
風子が陽炎に言う。
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