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コンコン
「失礼しまーす」
「ん?なんだジークか」
「なんだはねぇだろクラウス。それより、まだあの時のこと考えてたのか?」
クラウスは部屋に入ってきたジークを見て考え事を一時やめた。ジークは何を考えていたか完全に分かっているようだが
「あぁ……まあな。どうしても気になるんだ」
そう言ってクラウスはまた下を向くように黙りこんでしまった。すると部屋にもう一人が入ってきた
「あら、ジークもいたの。待ってて、今お茶を出すから」
「悪いな、ティア」
クラウスはそう言うと、デスクから立ち上がり、ジークと向かい合うようにソファーに腰掛けた
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