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この保育所は比較的女の子の割合が高い。だからオレや夜桜にとってはすこぶる癒される場所なのである。
しかも必ず幼女しか来ないため、隣のポニーテールみたいな女がやって来ることはない。安心できる。
「おー芽依ちゃん!お姉ちゃんが来なくて泣かなかったか?」
男と間違えるほど凛々しい口調で呼びかける夜桜が、芽依ちゃんを抱き上げる。
ああん?コラテメェ、オレより先にその癒しの塊に触れていいと思ってんのか?お前も幼女にするぞ。それならかわいがってやる。
「メイはなかないもんです。いいこだもんです」
おおう、コレだよ諸君。コレこそが真のオアシス、天国、幻想郷というものだ。
分かるかキミ達。ロリ顔の高校生に言わせたって意味が無い。この台詞は真の幼女が言ってこそ、現実味と愛おしさを覚えるってもんだ。
おおっと、このプリティな幼女の紹介はまだだったな。
夜桜におぶわれて無邪気に笑っているこのコの名前は芽依ちゃん。十五夜芽依(じゅうごやめい)ちゃんだ。
言うまでもなく可愛い。オレのお気に入りである。
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