521人が本棚に入れています
本棚に追加
幼女を見て気持ち良くなって何が悪い!世界が滅びるとでもいうのか?違うだろう!むしろ逆だろう!
……それにしても、コイツは毎晩女の子を見て陰部擦ってんのか。オレが言えた台詞じゃないが、なんかアレだな。
しかしこのまま夜桜の懐に仕舞われるのもシャクなので、素早く手を伸ばし雑誌を取り返した。さぞ不機嫌そうに頬を膨らます夜桜。
「ああ!コラッ、返せちびしゅろ!」
「やなこった!……べ、別にちびと言われて嬉しいわけじゃないんだからねっ!」
「気色悪い!それはツンデレ美少女が言う台詞であって男がのたまう台詞じゃないの!」
朝からぎゃーぎゃー騒ぐ高校一年生二人組。
一度夜桜のハイテンションに触れれば最後、冷静さを保つことなどできやしない。
それでも罵倒しあうこと一分。まるで楽しみにしていた映画を見終わったかのように、オレ達は自然と大人しくなった。
「はあ……。もういい。早くあそこに行こ」
「お前が起こした騒ぎだっての」
疲れ果てたノリのまま(ヤッてなどいないしコイツとヤりたくない)、財布をポッケに入れ家を後にする。
最初のコメントを投稿しよう!