事件簿7⃣…誕生会連続襲撃事件

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「まず黒羽さんの殺人事件、この犯人は……」 二階堂は窓の方を指差した。 確かそっちには病院があったハズだ。 「…校倉千早さんです。」 「!?」 部屋の全員が驚くばかりだった。 襲われた千早さんが殺人犯?一体どうして…? 「もし、彼女がちゃんと目を覚ましてくれれば…すぐはいてくれるでしょう。 俺は初め、確かに同一犯だと思い込んでいました。 でもあることのおかげで、それが間違いだということがわかったんです。 ……第2の事件、千早さんの襲撃事件の犯人のおかげで。」 「!?それってどういう…?」 私は意味がわからなくなりかけていた。 二階堂に、分かりやすい説明を期待した。 「第2の事件の犯人は、俺と同じように、最初の殺人犯を見つけようとしていたんです。 そして犯人を名乗った手紙を作り、容疑者の反応を伺った……。」 私は手紙の内容を思い出していた。 確か…次のターゲットは千早さんだ…とか書かれていたはずだ。 「第2の犯人がターゲットを千早さんにした理由は、彼女が犯人ではないかと感じたから。 第2の犯人は自分が得意とする方法で彼女が犯人だと確信した。 つまり、…仮定を立てて実証するという方法で。」
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