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西村の表情は
何かを言い当てられたように歯を喰いしばり、歪んだ顔だった。
「……そんな顔してるってことは、本当みたいですね。まぁ、証拠ならもうすぐ来ますから…」
証拠?
いつの間にそんなもの用意してたんだ?
ていうか、来るって?
『バターン!!!!』
突然、部屋の扉が開いた。
扉の近くにいた西村は、驚いた顔で扉を開けた人物を見る。
「……二階堂君!!!!」
声の主は、東野警部だった。
東野警部は息を荒げて、二階堂をジッと見ている。
どうやらここまで走ってきたようだ。
東野警部は確か、二階堂が邪魔になるからって面倒な事情聴取地獄に行かせたはず。
そして今ここに来た……
ん?
来た?
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