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もしかして証拠って東野警部?
「二階堂君!さっき事情聴取をしてたんだがな……ある1人の男が、少年に手紙をホールに置くように頼まれたと証言している!」
「!!」
二階堂が西村に言った推理そのままだ。
まさか本当にいたなんて……
「そうですか、ありがとうございます、東野さん。
……さて、西村さん、その少年って貴方ですよね?」
西村は顔をしかめてずっと下を向いていた。
「本当は、千早さんが目を覚ます前に逃げようと思っていたんでしょうが、……もう…逃げられませんよ…。」
二階堂が怪しく微笑んだ。
勝ち誇った笑顔と言うのだろうか。
西村は下を向いているのには変わりないが、やっと思い口を開こうとした。
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