お父さん

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「お前がそう思ってるのは勝手だがな……」 桃はいっそう私を強く抱き締めた。 「辛い思いだけさせて、お父さんですーなんて都合良すぎんだよ。」 「…………はっ………」 大道はうつむき、後ろを向いた。 「ふざけた奴だ。春山桃。………覚えとけ。」 大道は屋上の階段を降りていった。
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