Epilogue

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* ショウの退院の日。 ショウは、暁土と一緒にマンションに帰って来た。 「お父さんが入院している間、香澄さんと会ってなかったんでしょ?じゃあ、かなり久しぶりだよね」 と暁土は言ってにっこりと微笑むと、ショウも頷いてショウの頭を撫でて微笑んだ。 そう。ショウがあの危篤状態の日、奇跡の生還を果たした日から、香澄は退院するまで会いに行かないと言ったのだ。 ショウに電話でその話しを伝えた時、ショウはあえて驚くこともなく、頷いていた。 「分かった。今度こそ、ちゃんと無事に帰る。元気になって、香澄に会いに行くから。約束したからな。だから、俺の部屋で待ってて欲しい」 ショウは、全てを受け止めてそう言った。暁土は、何度かモダンタイムに遊びに来たり、香澄の家に泊まりに来たりもしていた。真子と二人でショウの部屋で過ごして、友美や隆次も何度か遊びに来て、暁土が寂しくないように気遣っていた。 そうして、やっと今日、香澄とショウは会えることになった。香澄はショウのマンションで、料理を作って待っていた。
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