第Ⅰ章 プロローグ

8/8
前へ
/8ページ
次へ
俺が次に目を開けたとき そこには 変わりようのない生活が 待っているだろう。 朝食を食べて学校にいき、 帰りに寄り道して家に帰宅する。 夕飯を食べると、 部屋に篭りギターの練習とかをして 十二時に布団に入る。 変わりようのない日常。 それが続くのだろう。 しかしそんなことはありえない。 なにも変化しない日常など 存在しない。 変わらないと思っていた世界が 少しずつ、動き出す。 目にはあまり変化は見えないけれど 一歩一歩変わっていく。 今の俺にはそれを 眼で捉えることができない。 俺はこの流れに身を任す。 そして運命を 時の流れとともに 受け止める……。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加