第一話 森の魔女

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第一話 森の魔女

優しい風が頬を撫でるのと同時に花の香りが気持ちいい。 「何やってんだよ?妹達が待ってる早く行こうぜ!!」 そう言い僕の腕を引っ張るのは幼馴染の熊獣人 「ほらほら、急いだ急いだ♪」 そう言い僕の背中を押すのは幼馴染の猫獣人 「いつまでボ~っとしてんだ?ほら…」 僕は引っ張られるままに後ろを歩く 次の瞬間、風景が変わった… 『楽しかった日々は…』 赤々と燃え盛る炎の中… 「なに…これ…なんで…こんな…」 「これは…お前がやったのか…?」 違うと首を振っても体から溢れ出る魔力は未だに暴走を続ける… 自分の家が… 村の半分が赤々と燃え盛る 僕は村長の決断により村を追放された… 『もう…戻らない…』 『そして…楽しい時間にもいつかは終わりが来る…』 幼馴染の恐怖に染まった顔が忘れられない… 悲しい… 寂しい… 心が… 痛いよ… 『誰にも聞こえない声を上げながら涙を流した』 これは罰 自らの内なる力に気づかず、罪を犯した僕に対する罰
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