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【恋愛】
私は彼女の上司だった
彼女の仕事が上手く行き
楽しい日々を過ごしていた
しかし時が経ち彼女の
仕事振りにも陰りが
見えはじめた…
私は冷たく彼女に言う
『あんな仕事しか出来ないなんて…』
彼女は静かに俯く
彼女が会社を去ると言った
『そうか』とだけ答えた
年の差が親子程の二人
別れ話はしなかった
どうせ転勤したら終わり
それから連絡も無いまま
時間だけが過ぎた
クリスマスが近づく季節
暫くして部下二人が
『葬儀に行くので休みます』と
有給休暇願いを出した
身内？共通の友人かと尋ねると
『いえ…〇〇〇さんです』
目の前が真っ暗になった
『なんでだ』私は息を荒げる
精神的に追い詰められた
彼女は自ら命を絶ったのだ
彼女を追い詰め…傷付け
死に追いやったのは私
向き合う事もせず…
彼女の悲痛な叫びを
無視し続けた…
携帯には返さなかった
メールが無数にある
【会いたいな…】
【私の事嫌い？】
【ねぇ返事して】
【愛してました】
【ありがとう】
【さようなら】
最後のメールにだけ返信した
【さようなら】
そして僕は彼女を殺した
言葉で…態度で…
彼女を追い詰めた
深い闇の中へ彼女の
背中を押したんだ
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