祖父の死

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おじいちゃんに会いたかった。 認知症で誰だか分らなくなっていても、亡くなる前にもう一度会いたかった。 祖父はその日、いつもの様に介護を受け、 いつもの様におばあちゃんと伯母と話していたそうだ。 伯母が買い物に出掛けた間に起きた。 息を引き取る直前まで普通におばあちゃんと話していたそうです。 眠いと言っていつもの様に居眠りを始めたおじいちゃん…。 居眠りのはずだったのに、もう二度と目を覚ます事は無くて、おじいちゃんは遠くへ旅立ってしまいました。 全く苦しまなかった。 眠る様に安らかに亡くなった。 唯一の救い…。 87歳でその生涯に幕が閉じられました。
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