第1歩

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つまり人類の歴史の始まりは、我々が住むこの地球では無かった。 高度な文明を持った人間が、地球外から飛来して原始の地球に降り立った。 彼等はその時点で持てる全てを駆使して、高度な建造物を建てた。 ただ、彼等の文明を維持できるエネルギーを確保できない事も解っていた。 いずれ来る原始の生活や文明の衰退を乗り越える知恵や知識を残した。 地軸や自転、公転まで理解し、自然と密接な建築を残した。 それが彼等に出来た最善の第1歩。 我々に残された「あしあと」。
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