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おれは溜め息まじりに返答する。
「別に垂れ流しちゃいないだろ」
宿題のことは考えていたが、それはいい。頭のなかは誰にも覗けないからな。
とりあえず、気にせず歩き初める事にする。
特筆すべき事はない、普通の通学路だ。
坂になっていて手軽にハイキング気分を味わえる事などない。
平坦で、真っすぐな川沿いの道である。
春には綺麗な花を咲かせていた桜並木も、夏の今は緑色だ。
ちなみに、ここは割と北の地方であるため、梅雨などはない。
土地柄、桜が咲くのも実は五月頃であったりする。
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