第1章:相原花音

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私は私が通う高校につながっている道を歩いている 私の横ではクラスメートの成瀬栞が五月蝿く騒いでいる 私としては独りで、静かに登校したい しかしいつも成瀬栞が付いてくるのであった それは入学して、同じクラスになってからずっとのこと…… 「花音ちゃん、仲良くしようよ? 折角同じクラスになれたのに」 私はそれを無視する それもいつものこと 反応したことなんて一回もないくらいだ いつも思う…… なんで成瀬栞は私に構うのだろうか、と……
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