第3章:鼎雫

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HRまでざっと5分くらいか…… まぁ間に合うだろう 「結構余裕あったと思ったのに…」 栞がつぶやいた …いや、私たちの所為なんだけどな?? 「花音さん、走ります??」 私にそう問いかけてきたのは百合だった いつから下の名前で呼ぶようになったのだろうか… 「…走るか?? 鼎と栞はどう思う??」 私たちだけで決めるのは悪いと思い二人に問いかける 「私は走ってもいいよ♪」 「でも、クラス委員が廊下を走るのは……」 鼎だけが不服のようだった …まぁ鼎は委員長だしな 生徒会の仕事もしばしば手伝ってるみたいだし 「多数決で走るですね 雫さんは走りたくなければ走らなくて結構ですので… その場合は私も雫さんといきますので」 「私も走る!! 花音さんと一緒がいい」 ……は?? 百合もついてきてくれるっていってるのになんで私を選ぶ?? まぁそんなこんなで私たちは全員で走り出したのであった
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