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HRまでざっと5分くらいか……
まぁ間に合うだろう
「結構余裕あったと思ったのに…」
栞がつぶやいた
…いや、私たちの所為なんだけどな??
「花音さん、走ります??」
私にそう問いかけてきたのは百合だった
いつから下の名前で呼ぶようになったのだろうか…
「…走るか??
鼎と栞はどう思う??」
私たちだけで決めるのは悪いと思い二人に問いかける
「私は走ってもいいよ♪」
「でも、クラス委員が廊下を走るのは……」
鼎だけが不服のようだった
…まぁ鼎は委員長だしな
生徒会の仕事もしばしば手伝ってるみたいだし
「多数決で走るですね
雫さんは走りたくなければ走らなくて結構ですので…
その場合は私も雫さんといきますので」
「私も走る!!
花音さんと一緒がいい」
……は??
百合もついてきてくれるっていってるのになんで私を選ぶ??
まぁそんなこんなで私たちは全員で走り出したのであった
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