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……もう朝か??
今日も栞との待ち合わせはあるはずだから遅れないようにしないとな
まずは起きよう
………身体が動かない??
誰かに抱きつかれてる感じだ……
私はふと腕を見る
「……プリン~♪」
私の腕に抱きついているのは幸せそうな顔で寝ている栞だった
そういや昨日から一緒に住むことになったんだっけ……
起こすのもあれだがこのままだと動けないしな
「栞、起きろ
私の腕から離れたあとならまだ寝ててもいいから」
「やぁだぁー
いくら花音でもプリンはダメなの!!」
いや、誰もプリンがどうとは言ってないぞ??
しゃーない冷蔵庫にプリンあったはずだし朝食後に出してやるか……
まぁ朝食の準備も出来そうにないがな
「栞ー離してくれ」
「やだやだ!!
花音から離れないの!!」
……起きてるだろ??
と思うが栞は寝ている
「起きないと学校遅れるって……」
私が栞の肩を揺すろうとすると栞に掴まれた
つまりは片手は離されたがもう片方を掴まれた感じだ
「花音、捕まえた♪
もう離さない♪」
いや、起きてるって……
絶対起きてる
と思っていると栞は私を引き寄せ私の唇に唇を重ねた
「……むぐっ!?」
な……何!?
これってキスか??
いやキスだよな……
人口呼吸なんて場面じゃないし
「花音
大好きだよ??」
……告白??
栞が私に!?
いや寝言だし……
でも寝言で思ってもないこと言うのか??
………………
私は何もされなかったし聞いてない、それでいいんだ
栞とはいつも通り……
この私の矛盾した気持ちは……何なんだ??
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