第1章:相原花音

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私は成瀬栞に構わず私の横にいるべき人のことを思う 別れから10年くらいたっただろうか…… その人と最後に会ったのは幼稚園の卒園式だった いつも私の横にいたその人は卒園式を境に私の横からいなくなった 私の一番の親友だった人…… 私が唯一愛した人だった 私はその人が帰ってくると信じている… … ……だから私は私の横を空けておく いつ帰ってきてもいいように…… いつでも帰ってきていいんだよ? 私は貴女をいつまでも待ってるから…… 笹ちゃん
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