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屋上が解放されてる学校ってのも珍しい気もするな
確か小、中ともに立ち入り禁止だったからな
と思っているうちに屋上についた
風が気持ちいいな
「……それで??
何か人に聞かれちゃいけない話するんだろ??」
私が百合にそう尋ねると百合は少し驚く
「い…いえ、私は花音さんとお話がしたいだけで……」
「なら栞がいても良かっただろ??」
私がそういうと百合は何かを諦めたように溜息を一つはいた
「人に聞かれてはいけない……
確かにそうですね」
百合は静かに笑いながら……
しかし目は笑っていなかった
「それはやっぱり私に関係あるんだろ??」
百合は笑うのをやめて私の目をじっと見る
そして小さく頷いた
「はい」
私は『そうか』と呟いてから座れる場所を探す
運がいいのか近くに公園に置いてあるようなベンチがあった
私がそこに座ると百合も隣に座る
「……まず一つ知っておいてください
私は雫さんが好きです」
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