第十章 文化祭に潜む『魔』の者

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  「オレは四従魔王の一人 錬金術師のニコラ・フラメルだ」 「四従魔王!」 アルは驚いた。 報告でしか聞いてない、Aランクオーバーの悪魔が目の前にいるのだ。 「おい ディズはどうした?」 討魔はお前に用はないと言わんばかりにディズの名を口にした。 「あいつなら今治療中だ 腕は治ってんだがよ 精神の方がな……」 ニコラはチラッと討魔を見た。 「お前の中の悪魔がやったんだってな? 面白そうだから今度はオレが来たんだよ」 ニコラは上着のポケットから赤い石を取り出した。 すると、赤い石から杖が作られた。 「さぁ、オレと戦おうぜ 神の敵対者 神の癒し 神の電光よ」
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