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「く……そ……」
討魔は地面にめり込んでいた。
影宮は急いで討魔を立たせる。
「ジャンさんが少し時間をくれって
いきなり奥の手を使うみたい」
そうか、と討魔は苦しそうに答え影宮を見た。
「影宮
あいつの所まで最速で行ける風の道を作ってくれ」
「いいけど……何をする気なの」
影宮はまた討魔が無理をするんじゃないかと心配した。
「これで倒せると思ってないが……ジャンの奥の手ってやつを信じてみようと思う」
「……っ、分かった」
影宮は風の道を作り始めた。
影宮は本命がバレないように、他にもいくつか風の道を作った。
風の道は完成し、討魔は風に乗った。
討魔は更に炎を使ってスピードを上げた。
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