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ニコラはバカみたいに大笑いした。
「賢者の石って名前くらい聞いたことあるだろ?」
ニコラはニヤニヤ笑っていた。
「賢者の……石?
確か非金属を金属にかえたり、不治の病を治す力をもつと言われる物質………まさか!」
アルはニコラの言葉を照らし合わせて、一つの答えに辿り着いた。
「ご明察
このオレ、ニコラ・フラメルは賢者の石の精製に成功した錬金術師なのさ!」
ニコラは立ち上がり、両手を広げ、誇らしげに言った。
「じゃあその石が………」
「賢者の石の完成品さ」
だから、いろいろな武器を造り出せたのか、とアルは口に出すことができないまま、気を失った。
「あら?寝ちまったか」
討魔と影宮はニコラの意識がアルに向いている隙に攻撃した。
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