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「気配の消し方がなってねぇな」
ニコラはしゃがんで避けた。
クルッと一回転してニコラは討魔と影宮を蹴飛ばした。
二人は別々の所に飛ばされ、ニコラは迷わず影宮の所に行った。
「お前は……」
ニコラは影宮を見下ろし、ディズの話していたことを思い出した。
「風の祓魔師か
敵対者のパートナーの」
影宮はギュッと神凪を握って、ニコラを睨み付けていた。
「影宮!伏せろ!」
影宮は急いでうつ伏せになり、ニコラはバッと討魔の方を見た。
討魔は切っ先をニコラに向け、突きの構えをとっていた。
「〔炎剣一閃〕!」
黒い炎の刃が一筋の光のようにニコラに向かって伸びた。
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