不思議なバイト

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急に謙遜した態度で男にお辞儀をする。 周りの連中は何で頭を下げてるかが分からない。 「卑怯な奴は嫌いだ。やるなら強い奴とやれよ」 不良の一人が殴りかかろうとしたら、ぶっ飛ばされた。 何かの事故があったみたいな音がした。 一瞬のことで後ずさりをする少年たち。 「病院連れてけ顎われてるぞ」 血をドクドクながしながら、のびている。 「すいませんでした。失礼します」 暴走族はつぎつぎとひきあげてゆく。 助けんなよ。死なせてくれ。 誰もいなくなり地面に倒れて、いたのは男一人。 「おーい。大丈夫か?」 木の棒でつついてきた。 「うぜぇーんだよ」 俺はもうおわってんだ。
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