不思議なバイト

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そんな俺にも友達ができた。 俺とは真逆で貧乏で明るく。よく喋る。お調子者。 真島時政(ましま・ときまさ) 何にも考えていないふうに観られているが大学を推薦で入学している。秀才である。 他の奴とは、ちがう感じがした。 初対面の俺に平気で声をかけてくる。 「ちょっとノート貸してくんない」 最初は失礼な奴だと思っていたが一人で喋っているので気にならない。 こいつも俺に似ている。友達がいないんだ。
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