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私は高校で初めての席決めで…
運命なのか、偶然なのか、
あなたの横になった
あなたは…
『よろしくね』
と言って笑いかけてきた
その笑顔が、あまりにもまぶしくて。
その透き通った声が、あまりにもきれいで。
ただ挨拶されただけなのに、緊張して声が出なかった
まぁ、私はもとから人付き合いが苦手だし
今までしてきたように
スルーした
『…?』
あなたは戸惑いながら少しの間こっちを見ていたけれど
私に返答する気がないと分かると、前をむいた。
高校初日は、何事もなく家に帰った
でも。
どうしてもあなたの笑顔が頭からはなれない。
またあの笑顔にあいたい。
またあの声を聞きたい。
そう思ってしまった
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