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「…………え?」
僕は一瞬で間合いを詰め、既に兵士の背後に回っていた。そして…
ガッ……!!
柄で後頭部を強打した。
「くっ………ぁ……」
『マスター』は激痛と目眩を感じ、その場に膝を折る。僕は…
糸の切れた操り人形のように崩れ落ちた。
「この勝負は引き分けとする……!セレン…セレン!!」
何度レインが呼び掛けても、僕の目は覚めない。
「……一体何が起こったのでありますか…!?」
状況が理解出来ないと言わんばかりに『マスター』がレインに問う。
「やれやれ…またか……」
「また………とは?」
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