0章 光と闇

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僕はいつからこうしてたっけ? あの時僕がヘマをしなければこんなことにはならなかった。 君も…………… 真っ暗で何も見えない。 何も感じない。 僕はいつまでこうしていればいいんだ…? 何でもいい。 何かを感じたい。 昔みたいに、 君を、感じたい。 体温を感じたい。 自分を感じたい。 誰か、助けて───── ………ん? ひか、り? 懐かしい。 満たされていく気がする。 『それで満足、な~んて思っちゃいねえだろうな?』 この、声…… 『気付けよ、馬鹿』 ああ───── 本当に僕は馬鹿だ。これで十分だと思ってた。 『少しは欲張ってみろよ』 行かなくちゃ! 『早くしろ。俺様が待てないこと位分かってるだろ?』 待ってて!すぐに行くから!! ……でもどうやって? この身体で。 何もないのに。 『ったく、お前はどこまで馬鹿なんだ?持ってるモノ位自分で分かるだろ……』 ……あ。忘れてた。 『じゃあさっさとこっちに来い!今回は手助け無しだからな!』 了解! 『……仕方ねえから待っててやる。少しだけだからな!』 誰かの為に 僕の為に行こう。君の元へ。 君に、再び会えることを願って。
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