66人が本棚に入れています
本棚に追加
僕はいつからこうしてたっけ?
あの時僕がヘマをしなければこんなことにはならなかった。
君も……………
真っ暗で何も見えない。
何も感じない。
僕はいつまでこうしていればいいんだ…?
何でもいい。
何かを感じたい。
昔みたいに、
君を、感じたい。
体温を感じたい。
自分を感じたい。
誰か、助けて─────
………ん?
ひか、り?
懐かしい。
満たされていく気がする。
『それで満足、な~んて思っちゃいねえだろうな?』
この、声……
『気付けよ、馬鹿』
ああ─────
本当に僕は馬鹿だ。これで十分だと思ってた。
『少しは欲張ってみろよ』
行かなくちゃ!
『早くしろ。俺様が待てないこと位分かってるだろ?』
待ってて!すぐに行くから!!
……でもどうやって?
この身体で。
何もないのに。
『ったく、お前はどこまで馬鹿なんだ?持ってるモノ位自分で分かるだろ……』
……あ。忘れてた。
『じゃあさっさとこっちに来い!今回は手助け無しだからな!』
了解!
『……仕方ねえから待っててやる。少しだけだからな!』
誰かの為に
僕の為に行こう。君の元へ。
君に、再び会えることを願って。
最初のコメントを投稿しよう!