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兵士が僕達に近づいてきた。
「レイン殿にセレン殿!ここにおられましたか……」
「どうした?こんな時間に…」
「王からの伝令です。明日のこの時間に王室に来い、とのことであります」
「王が?僕達に何の用かな…」
「それが…自分は何も聞かされてないので分からないのです…」
「そうか…ご苦労だった………っと、ちょっと待て」
「何か?」
「ちょっとお前に頼みたいことがある」
「どうぞ!なんなりと…」
「お前…痛いことは好きか?」
レインは満面の笑みで言った。
「…………はい?」
「そうか好きか!ならいいんだ…フッフッフッ」
(…無理矢理かい!)
嫌な予感がした。同時に何かレインの背後から真っ黒いオーラが見えた気がした。
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