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「……………で、何で僕が何の罪もない『マスター』を敵に回さなくちゃならないわけ?」
「だからこれは訓練だ。たまにはこういうのもスリルがあっていいだろ…?」
僕の嫌な予感は案の定当たってしまった。昔から「嫌な予感」は外れたことが無い。まさに天下一品モノ。
「セレン殿と手合わせできるなんて…自分は世界一の幸せものであります!!!」
『マスター』は歓喜のあまり足をジタバタさせて喜んでいる。
「ほら…あっちはやる気満々みたいだぞ?」
「……………」
「この勝負……『マスター』のナンバー2として受けて立たないわけにはいかないよな?」
「…………………orz」
「よろしくお願いしますでありますセレン殿!!」
「あーはいはい分かりましたやればいーんでしょやれば!!!!!!?」
「決まり…だな」
レインは心底から楽しんでいた…。
「…………鬼悪魔」
「もう一度言ってご覧なさいヘッポコセレン君?」
「いやです」
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