記憶喪失の男

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影に走りよって行くうちに影はどんどん大きくなっていく。 私が足を止めた頃には目の前にはとてつもなく巨大な影がそびえ立っていた。 思わず息を飲むその正体はとてつもなく巨大な城だった。 その城は映画でしか見たことの無いような中世ヨーロッパ風の城で高さ50メートルはあろうかという巨大な物だった。 城壁は黒く月明かりに照らされて不気味にそびえ立っていた。 まるで中世ヨーロッパにでもタイムスリップしたような気分だ。
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