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詩鳴「籐太・・・」
籐太「人を守るには過去に捕らわれてはいけません、きっと父母もそう言ってくれます!
それにあの出来事があったからこそ詩鳴様と出会えたのです、だからもう気にしないで下さい!」
ミシェル「籐太・・・ありがとう・・・」
ミシェルは両手で顔を覆い涙を流した、すると籐太は慰める様に言葉をかけたのである。
籐太「ミシェル様・・・ ミシェル様は詩鳴様の御夫人で御座います、詩鳴様は私にとって兄上です、ならばミシェル様は私の姉上も同然です!
姉を恨む弟がどこに居りましょう、もし私を弟と思って下さるならば暖かい目で見守って下さい!」
ミシェル「籐太・・・貴方は強いのですね・・・」
ミシェルは弟を見る様な優しい眼差しで籐太を見つめた。
詩鳴「ユアン、籐太の為とはいえ騙した事をお詫びします」
詩鳴はユアンに謝罪した、するとユアンは思わぬ言葉を言ったのである。
ユアン「知ってましたよ」
詩鳴「知っていた? ならば何故今まで・・・?」
ユアン「確かに籐太を奪い返して新兵器を製造し、天下統一を推し進める事をクリストファー様に進言しました。
それが鳳英のためだと私は信じていたからです」
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