始まりの種

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僕が童顔なのは自覚してます。 だから教師ではなく転校生に見えてしまうんでしょうか? 少しショックです… 「あ!いや!服装とかちゃうくて!せやからそない落ち込まんといてな?」 「はい…」 「あー!ちゃうねんて!」 頭をガシガシとかきながら関西弁君はバツの悪そうな顔をしています。 こんな僕に怒ってしまったんでしょうか? 関西弁君は急に真面目な顔をして僕を見詰めました。 「ガキ臭く見えたとかやない。はゆちゃんはめちゃめちゃ可愛え。」 「//!?」 な、何を言うんでしょう//! うわ…顔から火が出そうです// 僕が俯いて手で熱くなったほっぺたを冷やしていると、関西弁君がいつの間にか僕の隣に来ていました。 それに気付いて顔を上げたときには僕は関西弁君に抱きしめられていて…

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