The fourth shot

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  最近、鉛筆やらハンカチやら失くなるので、泥棒がいるのだろう。      僕はクローゼットに隠れて、正体を突き止めることにした。    さて真夜中。  息をひそめていると、足音がした。クローゼットの扉から覗けば、何者かが机をごそごそやっている。間違いない!      BANG!(銃声)      撃ってから泥棒の顔をしらべると、それは僕自身ではないか。おや?    死体を片付けてから、どうしたものかと考えて、机の上を整理していると視線を感じた。  クローゼットの中だ。    「あっ」と思ったが遅かった。      BANG!(銃声)      その弾丸が僕の心臓の70%以上を貫いたとき、僕がクローゼットから飛び出してくるのを僕は見たのだ。       
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