月曜朝の学校集会

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「最後に校長先生のお言葉です」 このラグナ高校には毎週月曜の朝は学校集会が開かれる 真面目な生徒ばかりなので手も焼かず… 教師達は生徒が自由に青春を楽しむように 放任主義で教育をしている 生徒の気持ちを尊重し、けして「だめだ」とか「やめろ」等は言わず 開放的な学校作りをしてきた だからと言って生徒が問題を起こすこともなく、非常に良い学校だった しかし一つの闇があった… 校長「~であるからして、君達はけして縛られる事なく…」 あれっ?忘れてた? 今は校長の話だぜっ! 長々と説明をして悪かったな! 校長「イッツ・フリーダム!ユア・フリーダム!マイネームイズ・フリーダム!…」 白熱した校長の話の途中でいきなり放送が入る… 「こちらは生徒会です」 !!!! 先生達に戦慄が走る! 『生徒会』 これがこの学校の闇だ 放任主義により、勝手に作られたグループ。 そして 放任主義を嫌い、規律を作ろうとする 生徒会が動くとろくな事にならない 先生達は憂鬱になった この前はいきなり 「先生方に日頃の感謝を込めて『おでん』を作ってきました。どうぞ食べてください。今ッ!」 と言って出されたおでんは「これってリアクション芸人用!?」 って位に熱かった… それを無理矢理食べせせられたんだっけ… そんな生徒会の事だ、今回もろくでもないに違いない 「それでは校長先生、先生全員に給料の明細書を渡してください」 生徒会は淡々と続ける 嫌な予感がする
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