13人が本棚に入れています
本棚に追加
彼との出会いから一年たった。
あれから今、僕は彼と一緒に暮らしている。
彼に日常を話す度に殴られた姿を見られる度に彼は、抱き締めてくれた。
そして、最後に一緒に暮らそう?って言ってくれたんだ。
その言葉が嬉しくてだけど不安でいっぱいにさせた。それでも、大丈夫だって、彼は笑った。
その後、彼が僕の両親に頭を下げに行ってくれた。
僕の両親は、思っていたよりもすんなりと了承してくれた…。
きっと、程好い厄介払いにしか思ってないから…。
僕は、その帰り手を繋いで帰った。
何の解決になったわけではないけれど、彼と一緒に居られることが純粋に嬉しい。
「やっぱり、君は笑ってた方がいいよ。
君は、小さなトゲを持った綺麗な花だから」
彼の最後に言ったことは分からなかった。
いつか彼を傷付けることもあるかも知れない。
でも、手を離さないで…。
ずっと、傍にいて欲しい。
強がることに疲れてしまったから…
どんな時でも、貴方の傍で笑うから
愛しい。
貴方と出逢って生まれた言葉。
貴方は、僕という花を照らす太陽だから…。
《僕は、貴方が大好きです》
僕は笑顔で彼に伝える。
FIN
最初のコメントを投稿しよう!