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彼との出会いから一年たった。 あれから今、僕は彼と一緒に暮らしている。 彼に日常を話す度に殴られた姿を見られる度に彼は、抱き締めてくれた。 そして、最後に一緒に暮らそう?って言ってくれたんだ。 その言葉が嬉しくてだけど不安でいっぱいにさせた。それでも、大丈夫だって、彼は笑った。 その後、彼が僕の両親に頭を下げに行ってくれた。 僕の両親は、思っていたよりもすんなりと了承してくれた…。 きっと、程好い厄介払いにしか思ってないから…。 僕は、その帰り手を繋いで帰った。 何の解決になったわけではないけれど、彼と一緒に居られることが純粋に嬉しい。 「やっぱり、君は笑ってた方がいいよ。 君は、小さなトゲを持った綺麗な花だから」 彼の最後に言ったことは分からなかった。 いつか彼を傷付けることもあるかも知れない。 でも、手を離さないで…。 ずっと、傍にいて欲しい。 強がることに疲れてしまったから… どんな時でも、貴方の傍で笑うから 愛しい。 貴方と出逢って生まれた言葉。 貴方は、僕という花を照らす太陽だから…。 《僕は、貴方が大好きです》 僕は笑顔で彼に伝える。 FIN
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