旦那さんという人

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ドオォォォオンッ 『目的を達成しました』 訪れるはずの衝撃はなく、代わりに火薬の臭いとクエスト終了を告げるアナウンス。 目を開けると、そこにはやや呆れ気味で自分を見ている灰トラのアイルーと地面に伏せている桃色の怪鳥がいた。 「トモエが助けてくれたんだ、ありがとう」 大タル型の鈍器をトンと地面に置くと、トモエと呼ばれたアイルーはお礼を言われて深いため息をついた。 .
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