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「確かに気持ちよく狩りできたら一番ニャね」
「うん。
私が下手だからトモエ楽しくないのかな。
…強くなりたいよ…」
ガタンッ。
「12杯」
大きな音を立ててテーブルに突っ伏した旦那さんの目には大粒の涙が。
「トモエ、意地悪しニャいの」
旦那さんが飲み干したビールの杯数を言うトモエに、サルサが笑う。
「旦那さん、最初の頃は5杯くらいでダウンだったニャ。
返り血浴びて泣きながら帰ってきたこともあったニャ」
「サルサは旦那さんが村に来た時から一緒だったよニャ」
「うん。
旦那さん、アレでも成長してるんだニャ」
「…」
優しい顔で旦那さんを見るサルサに、トモエもつられて旦那さんを見る。
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