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「レオン、その人が君の担任の先生だよ」
「担任のクリスだ。よろしく…///(ああ、こいつが編入生でよかった…///)」
クリスはまだ顔を上げることができずに俯いたまま話していたが、紹介が終わってなんとか顔を上げると
「レオンです。よろしくお願いします」
レオンが自己紹介しながら微笑んだため
ボッ
と音がするんじゃないかという程クリスの顔は赤くなってしまった
そして再び固まってしまったクリスを起こしてレオンは今教室の前にいる
来る途中レオンはクリスに
「私のことはクリスと呼び捨てにしてくれ!あと、敬語も使うな!!」
と言われ、断ったらウルウルした目で言われたので渋々頷いた
「少し待っていてくれ。中から私が呼ぶから」
そういってクリスは教室入っていった
「みんな静かにしろ!今日は編入生がいるから紹介するぞ!」
そういうと当然静かになっていた教室も騒がしくなるわけで
「男ですか!?女ですか!?」とか
「カッコイイですか!?」とか
いろいろな質問が廊下に聞こえてきた
自分がカッコイイと自覚してないレオンからしてみれば、あまり期待してほしくはないのだがクリスは
「男でかなりカッコイイぞ!私でも見とれてしまったからな!」
そういうと女子の喜ぶ声と、男子のクリスが見とれたと言ったことに絶望するかのような声が響いた
(クリス…勘弁してくれ……)
レオンは頭を抱えていたが、逃げるわけにもいかず
「入ってこい!」
という声に従い教室に入っていった
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