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「なにやってるの!レオンくんが困ってるでしょ!」
と声が教室に響き、みんなが一斉に声がした方を向いた
そこには黒髪をポニーテールにして、茶色い目の顔に幼さが少し残った美女がレオンと同じローブを纏って立っていた
「だってユミナ」
「だってじゃない!質問されるほうだって囲まれて一斉に言われたら答えられないでしょ!それに早くグラウンドに行かないと遅れるわよ!」
時間はすでに授業開始5分前…
さっきまでの騒がしさが嘘のようにみんな一斉に教室からでていった
「ごめんねレオンくん。大変だったでしょ」
そういいながら彼女は近づいてきた
「あー、まあね…助けてくれてありがとう。えっと…」
「あ、私はユミナっていうの。呼び捨てでいいよ♪」
「あ、じゃあ俺も呼び捨てでいいから」
「わかったわ。よろしくね、レオン♪」
「ああ、よろしく」
「じゃあグラウンドに行こ!」
そして二人は一緒にグラウンドに行った
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