第3章 …再会…

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「どういうことですか?」 「リィナ。…私が街を出て2日が過ぎているわ…意味は分かるわね?」 「(!)川の濁り…飲み水が!」 「リベルテもですが、街の人たちも心配ですね」 「そうよ、アル。それもなんとかしたい理由で聖霊界に行くのよ。テレサや私達が自分の生活を犠牲にしてまで、救おうとしていたのだから…」 カイルが勢いよく立ち上がる。 「急ぐか。どう別れるエレさん?」 「呼び捨てでいいわ、カイル。とりあえず、ビックは私の自宅の方へ。そして…リィナ。あなたは一番私の背格好に近いわね。私と服を交換してビックについていって頂戴」 「エレさんに化ければいいんですね」 「ええ。きっとどちらにも追手がくると思うわ。奴らは私が狙いだから、どちらにいるのか分からなければ、きっと追手…戦力を半分にすると思うわ。半分なら、きっと逃げられないこともないと思う。倒すことなんて期待していないわ。とりあえず、なんとしても生きのびて聖霊界で会いましょう。異論は?」 一同、特に返事をせずエレを見つめる。 「それじゃあ準備をしましょう。アル、カイル、動ける?」 「はい。だいぶ落ち着きました」 「俺も大丈夫よーん」 「じゃ、それぞれ動いて」 一同、動きだし、寝室から出ていく。 すると、ビックが寝室の入り口でエレを止める。 そして、寝室のドアを閉め、寝室に二人きりになる。 「ビック…」
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