第3章 …再会…

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「エレ。会いたかった…ごめんな、アルとリィナが一人前になったらすぐ帰ってくるっていったのに」 「いいのよ。こちらが勝手にこんな運命を招いたのよ」 「強がるなよ。いいなんてことあるわけねえだろう。俺は…俺はお前もリベルテも守ってやれなかったんだぞ!」 エレ、途端にビックの胸を両手で掴む。 「そうよ!私は、あなたに守ってほしかった!早く帰ってきてほしかったのよ!生き返った後も淋しかった!でもっ、あなたのいつもお墓に飾ってくれるあの花を思い出すと…とてもあなたを恨む気にはなれなかった…」 ビックがエレを強く抱きしめる。 「見てくれていたんだな。でも、そうやって怒ってくれ、甘えてくれ…これからでも俺はお前とリベルテを守る」 「ばかね。私なんか忘れて新しい女性と仲良くなっていいのよ」 「お前を忘れることなんてできない」 「ありがとう。嬉しい…ここでまたあなたに会えた奇跡に感謝するわ」 「俺もだ」 二人がキスをする。 寝室の外では他の三人が立っている。 「(ヒュー。やるじゃん、ビック)」 「(これは本当に頑張らないといけないな)」 「(そうね…それじゃあ、いきましょうか。聖霊界へ)」
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