第3章 …再会…

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「くっそ!離せえ!」 リベルテが目隠しをされたまま、どこかへ連れて行かれる。そして、座らせられる。 「目隠しをとってやれ」 男が目隠しをとる。リベルテが目をあける。 「ここは…」 そこは、豪華なホテルの一室だった。 りベルテが思わずきょろきょろとあたりを見渡していると、後ろから鎖で縛られる。 「いたた!何すんだよ!」 「ジョージ」 クオレが部屋に入ってくる。 リベルテを椅子に縛り付け、ジョージが顔を上げる。 「クオレ。どうした」 「ボルメタが来たわ」 部屋に男“ボルメタ”が入ってくる。 「よう。こいつか、今回の商品は」 「久しぶりだな、ボルメタ。そうだ、このガキだ」 「へえ」 ボルメタがリベルテの顎を掴む。 リベルテ、強くボルメタを睨む。 「……」 「いい顔をしている。確かに不死身の少年のようだな。あと天使と噂のもう一人の女は」 「テレサとエレのことね。情けない話が、捕まえられなくてね」 「ほお。お前らがめずらしい。どうした?女ごときを捕えられないとは、海賊の名が泣くぞ」 「よせ、海賊は昔の話だ。あの女は不死身な上に、賢いからな。これまでの獲物とは一味違うようだ。あとは、その女達の裏に正体不明の連中が味方について、少々ややこしいことになっている」
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