第3章 …再会…

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「なるほど。じゃあ、ちょっくら手伝ってやるよ。商品が集まるまでは支払いも郵送も出来ないからな」 「あら。ボルメタにしてはありがたい」 「してはって何だよ…。それで、その手を貸している連中っていうのは誰か分かったのか、ジョージ」 「今ガルシオに調べさせているが、いまのところまだ分かっていない」 「旦那」 ジョージの後ろにガルシオが現れる。 ボルメタが口笛を鳴らす。 「ナイスなタイミングだな」 「ガルシオ、遅かったな」 「申し訳ありやせん。ちいと状況が変わったので」 「どうした。連中が動いたか」 「おっしゃるとおりで。店から出て、二手に分かれました。今つけさせてはいるのですがね、女が変装していて、どっちの集団にエレがいるのか判断しにくいんで。その上、こちらには向かっていませんぜ」 「向かっていない…?」 へえとクオレが感心する。 「目的は分からないけど、なかなか小細工仕掛けるじゃない。なら、こちらから出て二手に分かれましょうか」 「そうだな」 「俺は何をしたらいい」 「ボルメタは…そうね、このガキを見張っていてもらおうかしら」
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