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「な、んだよ!!これ!!」
男子生徒の一人が、叫んだ。
私は、てっきり水がかかった事に怒ったと思い、体をびくつかせた。
「女なんて聞いてねぇぞ!!」
「へ?」
意外な怒りの魂胆に私は、ポカンと口を開けた。
「おいっ!!聞いてんのか!!クソじじぃ!!」
さっき、叫んでいた男子が再び口を開いた。
怒りの矛先は、おじいちゃんに向いてるらしい。
「ちょっと!!
学園長に向かって、クソじじぃはないでしょ!!」
「あ゛あ゛?」
男子が私を睨む。
他の二人は、慌てたように顔を見合わせた。
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