prologue

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社長令嬢、宝石商の後継者。 大企業の次男である恋人がいる。 何不自由なく生まれ育ち、 決められたレールを生きてきた。 16歳のときに初めて、外の世界を知った。 そして、生きる意味を見つけた。 一度目に目を開けた時、 私は周囲の反対を押し切って、 二人で逃げようとした。 二度目に目を開けた時、 私だけが残っていた。 本当の幸せは…一瞬で。 私には叶えられない夢だった。 一つの命を失った日から、 私は眠れなくなった。
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