プロローグ

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  ある夜。 モダンな雰囲気のバーで愛美はグラスを傾けた。 久しぶりの一人酒。 (今日は男に媚びを売ることもないんだ‥) 盛大にため息をついた。 氷を指先でツンと突きながら、ふいに家族を思い出す。 高校を卒業してすぐに、愛美は家を出た。 田舎である故郷に縛られることを嫌って都会に出てきた。
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