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「なんで俺なんだよ。麗人に頼めばいいだろ。俺のが見たければ写輪眼取得してこい」
ちなみに麗人は中学んとき学年トップです。羨ましいったらありゃしない。
「なに!? 俺様は血統までも超えなくてはならないのか!? まあこの大輝様なら無理じゃないが俺は白眼の方がいいな」
「なんで?」
「知ってっか? 白眼ならいろいろ透けて見えるんだぜ?」
「……なあ大輝。白眼はお前が見たいとこも透けてもうよくわかんなくなるぜ」とは「グヘヘ……」とニヤける大輝と書いてバカと呼ぶヤツの夢を壊してしまうから言わない俺は大人。うん大人。
「イタス!」
「なに変なこと考えてんのよ!」
大輝がニヤけてたら瑞穂の裏拳が飛んできたのであります!
かなり痛そうなのであります!
「あんたもよ、翔。なに考えてるのかな?」
「うぇっ!? 俺も!?」
理不尽……!
◆ ◆
試験会場にある席に着いたとき、俺と大輝はなぜかボロボロになっていて、瑞穂はウォータークローゼットから出てきたあとみたいにスッキリしていた。
二回目だけど、今日高校受験の日だよな?
勉強もかけずにそんなことを考えていたら、一人の教師が入ってくるのが見えた。
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