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「ふわ~……。すごいね綾ちゃ――あれ?」
パロディにしても高校生が作るにはレベルが高すぎるこの某フレンドパークを見ていると、隣にいるはずだった綾ちゃんがいつの間にかいなくなっていることに気づいた。
綾ちゃんに話しかけているつもりだったから、まったく知らない人が見たら、独り言言ってるみたいだよね。少し恥ずかしいです。
でもまわりの人たちはゲームに夢中になっていて、誰にも気づかれなかった。神さまありがと~。
とりあえずそっと神さまにお礼した私は、綾ちゃんを探すことに。センパイの教室に一人でいるのは、ちょっと怖いもん。
「……あ、いたいた」
長い付き合いのなかで培(つちか)われた勘が、黄色い声のする方へと私を導くと、そこには目をハートにしているように見えなくもない綾ちゃんの姿が。
教卓の上にマイクを持って立っているセンパイを囲むように、たくさんの人――女の子だけだけど――が手を振ったり、歓声をあげている。
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